タークでお菓子を作れるようになるとさらに幅が広がってきますね。
オーブンOK、冷凍OKなタークの可能性は無限です!笑
今回はタークのグリルパンでタルト生地を作ってみましょう!
タルトとは・・・?
よくタルトと耳にしますが、どんなものなんでしょうか。
ウィキペディアでは以下の通りです。
パイ生地(あるいはビスケット状の生地)で作った器の上に、クリーム・果物等を盛りつけた菓子がそう呼ばれているが、正確にはタルト生地(パートシュクレ:Pâte sucrée)というものが存在し、これを使ったものを指す。
https://ja.wikipedia.org/wiki/タルト_(洋菓子)
なるほど、さらに
古代ローマ時代のトールタ tōrtaというお菓子に由来しており、さらにそのルーツは古代ギリシアやエジプトにあるといわれている。ジャムやクリームはそのままではゲル状で食べにくいため、食べられる器に入れて出そうとしたのが始まりである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/タルト_(洋菓子)
つまり、
「食べられる食器(タルト生地)にジャムやクリームなどを載せたお菓子」
ということですね。
材料
- バター 50g + 5g
- 薄力粉 100g + 10g程度
- 卵黄 1個
- 砂糖 30g
こちらが基本のレシピです。
道具
- タークのグリルパン20cm
- 麺棒(なければラップの芯やワインボトル、ビール瓶、マグカップでもOK)
- ボール(生地を混ぜるため)
- オーブン(タークが入る大きさ)
- まな板(生地を伸ばす場所)
作り方
生地を作って冷蔵庫で寝かせる
- 砂糖とバターをボールに入れてよく混ぜる
- 卵黄を入れて混ぜる
- 薄力粉を混ぜる(ふるわなくてもOK)
- ラップに包んで冷蔵庫で1時間〜一晩休ませる。(時間を置くと水分が全体に行き渡って馴染みます。)
生地を伸ばす

こちらは生地を冷蔵庫で一晩冷やしたものです。
ポリエチレン手袋で生地を捏ねてそのまま手袋を裏返し、縛って冷蔵庫で寝かせました。
出した直後は「カチコチ」です・・
どうやってこの生地を伸ばすの!?という硬さですが、手の温度で温めていると徐々に柔らかくなりますので、ご安心を😄

伸ばせますが、生地は硬めなのでひび割れはおきます。
そんな時は手でくっつけてOKです。
タークより少し大きめに伸ばしたらタークに載せて形を整えます。
※そろそろオーブンを180℃に予熱しておきましょう。
生地をタークに入れる準備

生地をタークに入れる準備として、バター5gほど(分量外)をターク全体に塗ります。
バターが硬い場合は少し加熱して溶かしましょう。

バターを溶かして塗り付けたら、全体に薄力粉を振りかけます。
※焼き上がった生地を取り出しやすくするためです。
生地をタークに入れる



はみ出た生地は麺棒を転がして切り落とします。
手で押して切っても良いでしょう。

徐々にそれらしくなってきましたよ。

スプーンで穴をあけます。
焼いていると気泡が発生します。
空気の逃げ道がないと生地が膨らんで固まるので、写真のように穴を開けましょう。
※写真にはありませんが、底面から側面まで1/2程度の高さまで側面も穴を開けた方が良さそうです。
焼く

180度に予熱したオーブンでやきます。
20分〜25分焼いて焼き目が不十分なら5分追加してみてください。
焼き上がったら、粗熱をとります。
完成!
生地のフチからスプーンなど薄いものでタークと生地を剥がしていきます。
もし剥がしにくければタークごと冷蔵か冷凍すると取り出しやすくなるかもしれません。

少し不恰好ですが・・・
手作りなので見た目の心配はしていません!笑
サクサクしたタルト生地の完成です!
このまま食べると「クッキー」です。
今回はせっかくタルト生地を作ったので、何か載せてタルトを作っても良いですね。
タルト作り
私はクラフティを作ってみました。

クラフティ(仏: clafoutis、オック語: clafotís)は、フランスのリムーザン地方の伝統菓子。
タルト型にタルト生地を敷いて中にサクランボを並べ、鶏卵、牛乳、生クリーム、砂糖、小麦粉を混ぜた生地で覆って焼き上げた、果物入りカスタードプディングのような菓子である。リムーザン地方発祥で、19世紀にはフランス全土に広まっていた。
今回作ったのはさくらんぼなどのフルーツが入っていないので、「クラフティ」とは呼べないかもしれませんが・・笑
※イメージとしてはタルト生地にカスタードプリンを流し込むようなものです。
こちらのアイスクリームを作った時は「牛乳」のみでしたが、今回のタルトでは「生クリーム100ml と牛乳100ml」で作ってみました。
他の材料は同じです。
タルト生地取り外して皿に載せておき、タークで流し込む液を作りました。
トースターの240wで15分程度加熱し、一旦、他の皿へ入れます。
タークにタルト生地を戻し、作った液体を流し込み、トースターで500w 15分程度、焼き色をみながら加熱します。
焼き上がったら、粗熱をとり、冷凍庫でしっかり冷やして完成です。

食べやすいように切り分けます。
包丁でも良いのですが、ピザカッターが便利です。
では食べてみましょう。
サクッとした食感。
口の中でほろほろと溶けていく、トロッとしたカスタードアイスの味わい。
最高です。